PT2 8章 きずの影響
<講習会ポイント>
・粘り=じん性
・シャルピー衝撃試験
<問題集ポイント>
・製造時検査 オーバーラップより止端割れのほうが悪影響(回答のbとdの見間違い)
PT2 5章 試験実施前の情報
<講習会ポイント>
・TP表面 大きさ・形状・適用規格
・手順書、指示書 環境、きずの情報
・製造時のきず<P44>
・手順書 規格 試験方法と手順(おおまか)
・指示書 実施細目 レベル1以上に渡す(具体的)
・5.3試験条件 (1)外観検査、表面状況が適切かどうか確認する
(2)試験面の準備、酸洗、アルカリ洗、研磨
・探傷剤の確認 指示書で指示される
・5.4観察条件 明るさ 目の角度25~30mm なるべく直行±30°
紫外線 10W/m2(1000μW/cm2)以上、50W/m2以上の長時間はさける
除去処理 1W/m2(100μW/cm2)以上
<問題集ポイント>
・石油精製などの圧力容器はシェル、ヘッドも鍛鋼品
・試験準備に試験体内面の準備は含まれない(ひっかけ多い)
PT2 3章 製品知識と製造及びきずの特徴
<講習会ポイント>
・主な金属<金材1>
・結晶構造<P18><金材2,3>
面心(FCC)アルミ、銅
体心(BCC)脆性破壊、鋼、 純鉄常温→A3変態店910℃でγ鉄(相変態)
稠密六方格子
・鋼の5元素 C、Mn、Si、P、S<P18>
・固溶しない<金材3> 例鉄と鉛
・固溶する<金材4>
・化合する セメンタイトFeO ジェラルミンCuAl2
・すべり、転位すべり<金材7>
・熱処理<金材9>平衡状態図
フェライト、パーライト(セメンタイトと混)、マルテンサイト 覚える
オーステナイト(面心立方格子)
焼ならし A3以上 元の状態に戻す 空冷
焼なまし 残留応力除去 調整 徐冷
・転炉法 普通鋼、軟鋼
・電気炉 合金鋼
・厚板 通常6mm以上 1000℃以上から熱間圧延 TMCP鋼 温度制御
tmcp鋼とは、圧延工程に水冷(水で冷やすこと)を取り入れることで、化学成分の添加を減らして強度を高めた鋼材です。
・鋼管 大口径 溶接鋼管
小口径 継目なし鋼管
・鋳造品 鋳鋼品(C 2.0%未満) 鋳鉄品(2%以上)
<金材41><P19> メタルフロー<金材42>
・銅と銅合金<金材66~>
純銅 電気伝導率、溶接性に優れている
青銅(ブロンズ)錫の合金、耐食性、電気伝導度低下する
黄銅 亜鉛増やすと硬度が増すが、伸び低下、展伸材
・アルミニウム、合金<金材52>
熱処理合金 非熱処理合金
強さ 合金化 冷間加工 熱処理
・板材のきず ラミネーション へげ ロールきず
・電縫管STPGなど 未溶着 フッククラック
・UOE鋼管 溶接のきず
厚板を特殊なプレス機で「U」次いで「O」字状に整形して、接合部をアーク溶接した後、内側からエキスパンダーで拡張(E)して所定の寸法に仕上げた鋼管。
・継目なし鋼管 線へげ シューマーク(らせん状)
・鋳物 引け巣 砂かみ
・鍛造 ざくきず 白点(水素割れ P23)
・溶接欠陥
突合せ接手<金材87> エンドタグ(始端終端)
すみ肉<金材88>
<金材102>ピット、ブローホール、スラグ巻込み
アンダーカット、オーバーラップ、ビード縦割れ(溶接線方向)、横割れ
<問題集ポイント>
・転炉法:高炉→転炉 時短 普通鋼
・電気炉法:熱効率良、合金鋼
・鉄鋼は面心→体心に相変態で熱処理している
・面心:アルミ、銅など延性あり
・体心:ぜい性破壊を起こす
・稠密:硬い
・厚板は1000℃以上から熱間圧延
・TMCP鋼は温度制御により溶接性向上
・アルミは低温ぜい性がない、加工熱処理で強度向上
・被覆アーク溶接 交流、アーク放電、被覆材は分解してガス発生、溶融したスラグで金属を覆う
・マグ溶接 コイル状に巻いたワイヤー、炭酸ガスなと
・ティグ溶接 不活性ガス、タングステン電極
・サブマージアーク溶接 あらかじめフラックスを盛り上げ、高効率で良質な継手
MT2実技講習会 広島
広島で実技講習会を開催しているW社にお邪魔しました!
帰路にて、重要ポイントのみ記載します
(探傷や記録、指示書のポイントは別途資料作成済、公開未定)
・キズの数:極間は5個、機械加工部品は3個、ボルトは2個
・MTは試験官が手順見てない。定置式の電流はモニターするが後は完全成果主義(再確認した)
・想定だが、合格は40点、キズの見逃しは-8点、疑似模様2個記入で-8点
・極間法の記録用紙は判別の部分はそのまま書くのではなく、後でレベル2が判定しやすいように欠陥対象外を除くような2択に選別する方法を書く。
PT2 第2章試験方法の原理と関連知識
【講習会】
ポイント多すぎるので後日記載
【問題集の注意ポイント】
・表面張力の単位はN/m(移動距離当たりの力)
・表面張力の仕事Wは2Γdxl(係数2は皮膜に両面があるため)
・表面張力は表面の分子の自由エネルギー
・接触角θは固体面と液面の接線で液体を含む角度
・表面張力は温度が変化してもほとんど変わらない
・毛管現象、液の高さは毛管の径に反比例する(径の2乗に反比例は×)
・液柱高さと板間高さの比は 2:1
・界面現象とは、界面が作用するすべての現象(と思って選別する)
・乳化とは互いに交じり合わない液体の片方が小さな粒子となって他方に分散する現象
・乳化処理とは油性浸透液に乳化剤を適用し水洗可能にすること
・視認性→遠いところから見分けやすさ 赤→緑→黄→白
・判読性→読みやすさ 黒/黄→緑/白→赤/白→青/白→白/青→黒/白
・注目性→単色で注意を引く 黄味がかった赤→赤橙→黄→黄緑
・蛍光→光の刺激による発光現象 紫外線315-400nm→蛍光500-550nm
・二元性浸透液→可視光線下で染色、紫外線下で蛍光を発する
・除去液 除去性が良い、揮発性が適度、腐食性・毒性が少ない、引火点が高い。 油脂類の除去やキズの中まで除去は間違い。
PT2 1章 序論 講習会と問題集のポイント
【講習会】
きず 不完全部または不連続部
欠陥 不合格となるきず
割れ 破断によって生じる欠陥
【問題集注意点】
・選択肢のなかで最も悪影響のあるきず
応力方向などの記載が無ければ、割れと名の付くものが一番悪い
止端割れ など
・ASME SecV発行は1970年ころ
・浸透探傷がはじまったのはMTできないアルミなどのきずを検出するため(ガラス陶磁器ではない)
実習ポイント3 溶剤除去性浸透探傷試験
<前処理>
二次試験ではおそらく前処理済
固形物→タワシ
液体→アセトン超音波洗浄
<スプレー洗浄>
たっぷりつける
近づけて強く吹き付ける
5-10秒後、濡れてるうちにふき取る
最後2回以上
乾燥:ドライヤーを使う
<浸透液>
熱影響部+2~3mmにする→少ないと10点以上減点になる
<除去>
凹凸部洗浄不足起こりやすい、溶接部は加えてたてふき
試験体の横端はしっかり拭く
<現像>
2度がけ禁止、ドライヤー禁止
薄くなりがち(最初の実習時講師からの指摘事項)
<記録>
溶剤除去性染色浸透探傷試験-速乾式現像法 ⇒そのまま覚える
位置、大きさ、個数を記録する
<後処理>
二次試験はバット内でタワシで落とす程度(溶剤使用しない)